EdisonにDebian(ubilinux)を導入〜VPNをインストールしてみた

EdisonにDebian(ubilinux)を導入〜VPNをインストールしてみた

Clock Icon2014.12.19

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はじめに

VPNをEdisonに入れてみようとしたのですが、デフォルトのyocto linuxではパッケージが不足しておりうまく導入できませんでした。

そこで、途方にくれていたところEdisonに導入できるDebian(ubilinux)があるとのことなので、 これを導入すればと思ったところ、これも導入にハマるということになりました。

なお、ubilinuxのサイトは以下になります。

EmutexLabs

導入方法

導入方法自体は都元が書いている、15: Intel Edison上のOSが起動しなくなった / rootパスワードを忘れた時には | Developers.IOとほぼ一緒です。

  • イメージをサイトよりダウンロードしてくる
  • イメージを解凍し、flash.shを実行する
  • Edisonが再起動すればDebianが!

などと、簡単に簡単に考えていた時代がありました。

方法自体は上記で問題ないのですが、原因は不明なのですが、スクリプトを編集しないと私の環境では動きませんでした。

挙動としては、Kernelの書き込みのところが正しく動いておらず、5分かかると表示はされるが、あっという間に終わってしまうと言った現象です。

上記の都元の記事でもEdisonの純正イメージ(yocto linux)更新はできたとのことだったので、スクリプトだけ持ってきて書き込みを行いました。

$ curl -O http://downloadmirror.intel.com/24389/eng/edison-image-rel1-maint-rel1-ww42-14.zip
$ unzip edison-image-rel1-maint-rel1-ww42-14.zip
$ curl -O http://www.emutexlabs.com/files/ubilinux/ubilinux-edison-141030.tar.gz
$ tar zxvf ubilinux-edison-141030.tar.gz
$ cp ./flashall.sh ./toFlash
$ sudo ./toFlash/flashall.sh

上記は一例だとなりますが、このような形でubilinux(debian)をインストールすることできました。

無線LANの設定からVPN(softether)導入まで

Screenを用いた接続方法はubilinuxを入れても、変わりありません。

ログインはroot/edison でログインできます。

$ vi /etc/network/interfaces (無線LANの設定)
$ ifup wlan0
$ apt-get install bash curl
$ apt-get install build-essential
$ curl -O http://jp.softether-download.com/files/softether/v4.08-9449-rtm-2014.06.08-tree/Linux/SoftEther%20VPN%20Client/32bit%20-%20Intel%20x86/softether-vpnclient-v4.08-9449-rtm-2014.06.08-linux-x86-32bit.tar.gz
$ tar zxvf softether-vpnclient-v4.08-9449-rtm-2014.06.08-linux-x86-32bit.tar.gz
$ cd ./vpnclient
$ make
$ ./vpnclient start
$ ./vpncmd 

vpncmdでの作業

以下のサイトの3.PacketiX Clientのセットアップ 表記は英語ですが、入力内容等は同一です。

CentOS6.3にPacketix Clientをインストールする | Memorandum record

VPNのNICを設定する

上記のサイトとほぼ一緒ですが、編集対象ファイルが異なります。

/etc/network/interfaces

# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)
auto lo
iface lo inet loopback
(省略)
auto vpn_vlan
(vpn_の後ろはvpncmdで作成したNIC名)
iface vpn_vlan inet dhcp

接続確認

$ ifup vpn_vlan
$ ifconfig
(省略)
vpn_vlan  Link encap:Ethernet  HWaddr 00:ac:4e:0f:bd:b0
          inet addr:192.168.30.12  Bcast:192.168.30.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: fe80::2ac:4eff:fe0f:bdb0/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:654 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:549 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:500
          RX bytes:45862 (44.7 KiB)  TX bytes:45942 (44.8 KiB)
(省略)

接続ができて、VPNServer側のDHCPサーバーからIPアドレスが割り振られたことが確認できました。

最後に

既存のLinuxの資産を使うという意味では、ubilinuxを入れるというのも一つの手かもしれません。

ただ、I/Oを制御するmraa等は自前でビルドする必要があります。

あとはXDK deamon等も入ってはいないので、そういった点は注意が必要です。

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